広島の安佐北区で創業40年のリフォーム専門店、タナカ住建のブログ

結露の話 ***はただ***

2021.12.27

コーディネーターの畠田です。

この年末は数年に一度という最強寒波がやってくるそうです。
屋外が猛烈に寒く、室内はがんがん暖房を効かせるとなると
大量の結露の原因となります。
『結露』は拭く手間が面倒なだけでなく、
カビやダニの発生にもつながり、家を傷めたりアレルギーの原因にもなります。
結露のできる仕組みのキーワードは「湿度」「飽和水蒸気量」
① 空気は温度によって含むことのできる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が異なり、
  暖かい程多く水蒸気を含みます。
② 水蒸気をいっぱい含んだ空気が冷やされると余分な水蒸気が水に変わり結露となります。
冷たいグラスに水滴が付くのと同じ原理ですね
keturo.jpg
結露を減らすには、おやすみ前に部屋の換気をするのが効果的です。
『え~~~っ!?そんなの嫌~~~っ!!』と言われると思いますが(笑)
部屋に人が居たり観葉植物があるだけでも呼気を通して水蒸気は発生します。
また、調理やお湯を沸かしたりしても水蒸気は発生しています。
燃焼型(ファンヒーターやストーブ)暖房機からも水蒸気は発生します。
部屋干しの洗濯物や加湿器からも水蒸気は発生します。
このように暖房で暖められた部屋には見えない水蒸気がいっぱいなのです。
そこで、寝る前に窓とカーテンを開けて換気をしておくと
換気ができて室内の水蒸気量が減り、
室温も下がるため飽和水蒸気量もぐっと下がります。
加湿器や観葉植物を窓から離しておくのも効果がありますよ^^
他には、窓自体の解決策として
熱を通しにくい「真空ガラス」「Low-eペアガラス」にガラス交換したり
spacia.png   low-e.png
後付けの二重窓」を取付けても効果はあります。
nijuumado.jpg
最近よく見かける『滴の垂れない二重ガラス』のコップと同じ原理ですね。
doubleglass.jpg
二重窓についてはこちらの記事もご覧ください。
『窓』を変えると断熱効果もアップして
冷暖房の効きも良くなり省エネになると
皆さまからもご好評をいただいています。(*^^)v
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